令和３年４月２８日に相続登記の義務化とあわせて住所変更登記の義務化の改正法が公布されました。

　今までは住所変更登記は任意だったため、住所変更登記をせずに放置されることによって不動産の所有者の所在（住所）がわからなくなり所有者不明土地が生じる原因となっておりました。これを解消するために不動産（土地・建物）の所有者に対して住所変更登記が義務化されることになりました。

　そこで今回の法改正で住所に変更があった場合には、変更の日から２年以内に住所変更登記を申請しなければいけなくなりました。婚姻等により氏名が変わった場合も同様の氏名変更登記義務が課せられますので注意が必要です。

　住所変更登記の義務化の改正法の施行日は令和３年４月２８日から５年以内と定められているため、令和８年４月２８日までには施行されることになります。

　住所変更登記義務に違反した場合は５万円以下の過料に処される可能性があります。

　ご不明な点があればお気軽にご相談下さい。